長期記憶システムはどうなっているでしょうか。
 大脳新皮質において刺激が増えると、タンパク質が活性化されるだけでなく、シナプスの数を増やすのに必要なタンパク質や神経突起を増やす因子が、どんどん作られます。
これによって、シナプスの数そのものが増加し、脳の中に新しい神経回路網が出来上がります。こうして神経回路が増えることで、より多くの刺激が伝わるようになるのです。これが大脳新皮質に移った情報、長期記憶の正体です。一時的な活性化とは違いますから、長期にわたって安定的に強い刺激を出し続けることができます。
例えれば、ある道路で交通量が一時的に増えるのが短期記憶とすれば、長期記憶は新しく道路を作るようなものといえます。

 海馬や大脳皮質のように、脳の中にはいろいろな部所があって、それぞれ果たす役割が違っています。例えば、脳幹は呼吸の調整や心臓の鼓動などの調整を行います。また、脳幹の後ろには小脳があって、運動機能や平衡感覚を司っています。脳幹の上にある大脳辺縁系では、呼吸や心拍数など一定のリズムがあるものを維持する働きをしています。
これらの部所は、主に生きていくために必要な機能を司りますが、この他に私たちを人間たらしめている思考や感情などを司る部分もあります。それが大脳の表面の厚さ三ミリくらいのところにある、多くの神経細胞が集まっている大脳皮質です。大脳皮質の中でも特に大脳新皮質と呼ばれる部分が、最も「心」に近いと考えられています。
大脳新皮質にはそれぞれいくつかの部位に分かれ、前頭葉の後部は運動、後頭葉は視覚、側頭葉は記憶や知覚、聴覚に関係していると言われます。そして前頭葉の前部がこうしたいろいろな情報を統合して、創造性や意志、思考を司っていると考えられています。このように、脳の各部所はそれぞれ異なった役割を果たしているのです。
 これまで脳の働きと記憶のメカニズムを見てきました。そこで分かったことは、いかに脳の働きを活性化させることが大事かということ、さらに刺激がうまく伝わるためには、いかに神経伝達物質の分泌が重要かということです。
神経伝達物質の中でも、どうも鍵を握るのは、記憶や学習に関係するアセチルコリンのようです。
「だったらアセチルコリンをどうにかして増やせば、痴呆や記憶障害の改善に役立つんじゃないの?」
そう思ったあなた、大正解です。ところがこれまでの医学では、それがとても難しいことでした。しかしここに至って、それを成功させた人たちがいます。

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